新規事業や起業を考えたり、経営戦略などを立案する人は知っておいて損はないランチェスター戦略。ランチェスター戦略は弱者が強者に勝つための戦い方の基本を戦略という形として落とし込んだものです。
ランチェスター戦略の基本は「差別化」「一点集中」「No.1」という読めば読むほど当たり前だとしか思えない内容が記されているので、一部紹介したいと思う。
- 作者: 坂上仁志
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/07/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スティーブ・ジョブズもランチェスター戦略である
Think Different.(何か違うことをしよう!)
1998年スティーブ・ジョブズ率いるAppleはこのようなコピーと共に広告を展開します。幾多の困難を乗り越えジョブズは今となっては当たり前となったiPhoneを発売します。その発売後2007年前後の世間ではBlackBerryやガラケーでメールをすること最高であって、物理キーボードのないスマートフォンなど論外とまで言う評論家もいました。
現在ではどうでしょう。スマホでLINEすることが最強であり、ガラケーを持っている人は時代遅れか会社の持ち物かな?と思ってしまう状態です。
人とは違うプロダクトを作ることで、時代は築くことができる格好の事例ではないでしょうか。
他とは違うことをすることこそが時代のパイオニアとなりえるのです。
それは普段の生活でも同じ事が言えます。
ランチを食べるために12時ちょうどに会社を出ていては、他の人も同じタイミングでランチを食べるのでどこへ行っても並ばなければならないという、無駄な行為が発生してしまいます。それなら30分前に会社を出れば誰も並んでいませんよね。
このように人とは違った事をするだけ、経営者の場合は人とは違うことができる環境を用意してあげることで、個人の生産性を向上させることができるわけです。
このランチェスターNo.1理論の本自体は、定性的な事例が多く感性に訴える文章ですのでビジネスマンや理系の方には向かないかもしれません。しかし取っ掛かりとしては非常にわかりやすい本でした。ここから別のランチェスター戦略について書かれた本や文章が多い本を読むと理解が早くなるでしょう。
- 作者: 坂上仁志
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